| 米海軍の増強と早期講和の可能性 山本長官が目指した早期講和は望めなかった? 山本五十六連合艦隊司令長官が、真珠湾で撃漏らした米空母の撃滅に執念を燃やしたと言われていますが、その後間もなく続々と現れてくるエセックス級空母群の規模を考えると、開戦時に存在した米空母だけでは解決にならない、とむなしい数字になります。(トップページ下部の【検証】で記したように、帝国海軍も両洋艦隊法の規模を掴んでいたのであれば、国の開戦への動きに苦悩され、米国の国力を熟知されていた山本長官が、この両洋艦隊法をどう捉えられていたのか、考えさせられるところです。) そして、この両洋艦隊法で建造されつつある艦(さらに日米開戦後その規模は両洋艦隊法の枠を大きく超えて拡大した※)への期待が米国にあった以上、開戦時の米主要艦を撃滅しても、米国の戦意を喪失させることはできず、早期講和は到底望めなかったのでは? ルーズベルト大統領はじめ米国中枢には、1年ほどをしのげば反攻に転じられるという確信があったはずです。
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